ツユベラの幼魚たち
慶良間でダイビングしたい!と思っても、
海洋状況が悪ければ、近場のポイントでダイビング。
昨日マンタが出たから、また今日も、って言っても見られるとは限らない。
結構潜っているけど、残波でナポレオンには遭遇していない。
そんなものです。でもそんなものだから、そのポイントで自分なりの
発見をするのが楽しいのです。
そんな自分なりの発見!
「ツユベラの幼魚」
見つければ、ガイドが必ずと言っていいほど紹介する「ツユベラの幼魚」。
ベラの幼魚のなかでは、わりと頻繁に見かけますね。それが、このタイプ。
ガレ場の50cm四方に、ツユベラの幼魚が3個体。
でも、ちょっと雰囲気が違う・・・?
2番目も3番目も、幼魚!
私は、すっかり、ツユベラの幼魚→少年→青年
だと思っていました。
それが、50cm四方にいたので、
「おお!なるほど。こうやって成長すると体色や模様が変わっていくのね!」
と・・・つい先ほどまで思っていました。
吉野雄輔さんの『日本の海水魚』(山渓)にありました!!!まさに、この3個体。
・・・が~~ん。
「本種は大きさとは無関係に色彩の個体差がある」とな。
全部、幼魚なんだあ。。
ツユベラの小学生、中学生、高校生。
さすがに高校生ともなると、色気づいてきらびやかになるんだと思ったのになあ。
でも、同じ場所でこんなに違う個体が一緒に見られたのは初めてだから、
ヨシとしよう!
ちなみに。
このとき、ガイドさんは、同じガレ場でキンチャクガニを探そうと、
岩めくりにいそしんでおりました。2匹も見つけたのに、私がそばにいなかったため、
2匹とも逃げて見せられなかったと悔しがっていました。
・・・ごめん
2010年10月 慶良間・知志にて
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